11ヶ月までイギリスに留学できるビザを解説
Short-Term Study Visaには2種類あって、6ヶ月までのものと11ヶ月までのものがあります。
どちらの期間でも高校・大学などには通えないので語学学校用のビザということになります。
6ヶ月までのビザは事前申請がいりませんが、11ヶ月までのビザでは申請が必要です。
それでは見て行きましょう。
Short-Term Study Visa(最大6ヶ月)の詳細はこちら
目次
1.概要
語学学校に通うことができる、16歳以上の方で6ヶ月以上11ヶ月までの留学を考えている方用のビザです。
このShort-Term Study Visaの取得では英語力の証明が必要なく、用途は英語の勉強をするために限られたビザです。
2.必要書類
*提出する書類は、すべて原本とその翻訳書類+翻訳証明書、提出書類のコピー1部ずつが必要です。
(ビザ申請書は除きます)
● パスポート
古いパスポートがあれば、そちらも提出しましょう。
● オンライン申請を行ったビザ申請書
下記のオンライン申請サイトで申請を行ったビザ申請書
http://www.vfsglobal.co.uk/japan/japanese/
オンライン申請情報の入力後にクレジットカード(Visa、Master)で、ビザ申請代金を支払います。
● ビザ申請料金
186ポンドをオンライン申請書作成のときにクレジットカードで支払います。
● 語学学校が発行する入学許可証
イギリス長期留学が2度目の方は、前回の留学で勉強した内容より上のレベルでの入学手続きお勧めします。
● 資金証明
銀行に自分名義の口座の残高証明書を発行してもらいましょう。
もらう際には必ず「イギリスポンド」で表記してもらいます。
過去28日間をさかのぼって、十分な費用が口座にある事を証明できるとなお良いです。
ロンドンは月に1265ポンド、それ以外の街では月に1015ポンドの資金証明が必要です。
たとえば
ロンドン:£1,265 × 9か月= £11,385 以上
ロンドン以外:£1,015 × 9か月= £9,135 以上あると良いでしょう。
※ご自分以外の家族の通帳を資金証明として利用される場合には、通帳の持ち主と申請者の関係を証明する戸籍抄本(英訳)と 資金を援助する旨を記載した同意書を用意すると安心です。
※通帳で大きな金額が入金されている場合、オンライン申請書で資金の出所を明確に説明を出来るようにしましょう。
たとえば「家族から留学費用として援助を受け取った」など
● 航空券予約確認書
旅行会社で発行された予約確認書(英文)航空券(Eチケット)などを準備しましょう。
※ 往復の航空券が必要です。
● 学生の場合:在籍している学校の英文成績証明書
● 社会人の場合:過去3~6カ月の給与明細とその翻訳
収入源を明確にすることでビザの取得がスムーズになります。
● 滞在先の詳細
学校から送られてくるホームステイ詳細情報を使用します。
※学校から発行されるビザレターに学校側が滞在先を手配する旨が記載されている場合には、滞在先の情報は必要ありません。
● 予定表(留学計画表)
あるとベターです。
● IHS登録
1年間あたり300ポンド支払いが必要です。
詳細は下記URLよりご確認下さい。
https://www.immigration-health-surcharge.service.gov.uk/payment/start
● 生態認証情報
イギリス・ビザ申請センターで指紋のデジタル採取および顔写真のデジタル撮影が行われます。
★ 提出書類に着いてはUKビザ申請センターのウェブサイトもご確認ください。
http://www.vfsglobal.co.uk/japan/japanese/applicationcentre.html
3.申請の注意点
● 英国外からのみ申請可能です。
● 必ず11ヶ月のビザが貰えるというわけではありません。
● 基本的には語学学校以外の学校に通うことはできません。
4.制限事項
● ビザの延長・変更はできません。
● アルバイトはできません。
アルバイトにはお給料の出ない無給のものも含みます。
仕事全般がダメだ、と思ってください。
● 扶養家族や同行者がいる場合にも、このビザでの入国はできません。
それぞれの方がビザを取得する必要があります。
5.ビザ取得までの流れ
1)行きたい学校やコースのプランを立てる
専門家に意見を聞いて、自分に合った学校とプランを決定します。
2)学校へ申し込みをして、入学許可証をもらう。
3)ビザ申請必要書類の準備
オンライン申請ページから申請書を準備します。
申請は以下のページから行います。
https://www.visa4uk.fco.gov.uk/
4)オンラインでビザセンターの面接予約
ビザ申請書を作成し、申請料金を支払うとビザセンターの予約ができるようになります。
5)東京または大阪のビザセンターで面接
6)ビザ(30日間有効のもの)を取得
7)渡英
8)イギリス到着後、10日以内に指定の郵便局に行ってBiometric Residence Permitを受け取ります。
まずパスポートに30日間有効な仮のビザが貼られます。
申請者にはBRP受け取りの詳細が記された書類が届くので、イギリス到着後10日以内(または仮のビザの期限が切れる前)に正式な滞在期間が明記されたBRPを受け取ります。
※指定された郵便局はオンライン申請の途中で入力する学校または滞在先の住所を元に決定されます。
変更することも可能です。
6.よくある質問
学生ビザ(Short-term Study Visa)の取得にどのくらい日数がかかりますか?
学生ビザ(Short-term Study Visa)を申請する時の混雑状況により、
日数は大きく異なりますので(5~12週間かかる場合があります)、余裕を持って申請してください。
万一、面接が必要となる場合、それ以上の日数がかかります。
※予定通りイギリスに出発できるよう、渡英希望日の12週間(3ヶ月)前に申請することをお勧めします。
何歳から申請が出来ますか?
16歳から可能です。
※ビザ申請の段階で16歳以上である必要があります。
学校が終わったらすぐに出国しないといけませんか?
学校が終了してから30日間イギリス滞在が可能です。
学校終了の30日後、またはビザの有効期限日のいずれか早い方がイギリスを出国期限日となります。
※必ずビザの有効期限内に出国する必要がありますので有効期限はしっかりと確認しておきましょう。
早くビザ審査の結果が知りたいです。
渡航日が迫っているなどの理由でビザの結果を早く知りたい場合にはプライオリティーサービス(優先ビザサービス)が利用出来ます。
(追加料金が必要です)
通常ですと2~3週間かかる審査が3~5営業日で行います。
ただし夏の時期など審査が混み合う場合には審査が遅れる場合もあります。
ゆとりを持って申請をしましょう。
学校への申込は11ヶ月でなくてもいいですか?
11ヶ月のコースに申し込む必要はありません。
ただし、最短でも7~8ヶ月のコースに申し込む必要があります。