2024年トロント留学の全て
目次
- 1.モザイク都市トロントで世界の友人と過ごそう
- 2.トロントに留学するメリット ベスト5
- 3.トロントに留学するデメリット ワースト4
- 4.トロント 語学学校の探し方
- 5.トロント留学の持ち物
- 6.トロントの滞在方法
- 7.トロントの公共交通機関
- 8.トロントの気候
- 9.トロント留学のよくある質問
1.モザイク都市トロントで世界の友人と過ごそう
トロントはモザイク都市、と言われます。世界中の人たちが集まる都市で、まるでモザイクのようにたくさんの人種が暮らしています。
ワーキングホリデーや語学留学でとても人気の留学先です。
他の国の都市に比べて差別も少なく、その人のルーツを尊重する考えが浸透しています。
トロントは「世界で最も暮らしやすい都市ランキング」(※)でも毎年トップ10にランクインしています。
生活する上での安全性や教育、医療の質共に優れ、留学生でも安心して生活できる環境があります。
トロントは北米でも5本の指に入る大都市です。
日本人スタッフが常駐する語学学校や北米でもトップレベルの大学があって世界中から留学生が訪れています。
世界各国の豊かな食文化、エンターテインメント、ナイアガラの滝などの大自然、少し離れればオーロラなど、多彩な魅力のある都市です。
※「世界で最も暮らしやすい都市ランキング」
イギリスの経済紙「エコノミスト」が毎年発表しているランキングです。
評価の基準は安全性、医療、文化・環境、教育、インフラの5項目で世界主要140都市を対象に調査を行っています。
項目 | 詳細 |
---|---|
都市名 | トロント/Toronto |
州 | オンタリオ州/Ontario |
公用語 | 英語 |
面積 | 約630.2 km2 |
人口 | 5,429,524人(2016年国税調査) |
日本との時差 | 日本-14時間(サマータイム時:-13時間) |
サマータイム | あり(3月の第二日曜日~11月の第一日曜日) |
最寄り国際空港 | トロント・ピアソン国際空港 |
日本からのアクセス | 成田空港・羽田空港から直行便で約12時間 |
空港からの交通手段 | シャトルバス・タクシー・市バス |
2.トロントに留学するメリット ベスト5
ここでは日本人に人気の留学先トロント留学について、どのようなメリットがあるのかをご紹介していきます。
1.日本人少な目の国際都市で学べる
トロントは日系企業の拠点数も多く、バンクーバーに並ぶ人気の滞在先でもあり日本人も在住しています。
留学生にも人気の都市ですが同じく人気のバンクーバーに比べると日本人比率が少なく、トロント市民の約半数が移民という国際色豊かな都市です。
(トロントの人種比率は白人系が50%で、その他半数は東インド系・アジア系・黒人系・南米系などさまざまな人種によって構成されています。)
とはいえ留学生の数は多く、かなりの日本人が留学生として暮らしています。
トロントの語学学校では、特に初中級クラスの日本人に最も多いレベルのクラスでは10人中3~5人が日本人ということもあります。なるべく英語力を高めて留学に行くようにしましょう。
またはケロウナなど日本人が少ない他の街も検討するとよいでしょう。
移民の多いトロントでは、英語があまり得意ではない留学生だからと言って、それを指摘されたり無視されたり、といったことがありません。
英語を話すのが苦手な人にはみんな慣れています。
またカナダ人でもヨーロッパにルーツを持っている人が多くいるので、人種・文化・言語が違うのは当たり前という考えがあります。
語学学校では、アジア・ヨーロッパ・南米と世界中から留学生が集まります。そのため、さまざまな国の留学生と友達になれます。
食の分野でも国際色豊か。市内には、チャイナタウン・コリアタウン・リトルイタリー・リトルポルトガルなどの地区があって世界の食べ物を味わえます。
日本食レストランも沢山あって、スーパーでも日本食が手に入りやすいので安心です。
2.都市と自然が共存する街でしっかり勉強
カナダの経済・金融都市でもあるトロントは、自然と都会が共存する街です。
トロントは、リトルニューヨークと呼ばれるほどの都会です。
それでありながら、近隣にはトロントアイランドやハイパークなど豊かな自然を楽しめる公園や広場が沢山あります。
ダウンタウンにはカフェ、ショッピングモール、コンサートホール、アイスホッケー場、野球場など娯楽が楽しめる環境がそろっています。
青いビーチと断崖絶壁が大迫力の「スカボロー・ブラフス」も見所の1つです。
多国籍の街でもあるため、さまざまな世界の料理を楽しむことができるのも魅力です。
勉強面では無料で利用できる公共図書館があって、勉強する留学生を見ることがあります。
トロントでは自然と都会が共存した環境で快適に過ごしながら勉強に集中できる環境が整っています。
トロントはカナダ留学で「都会も自然も楽しみたい」という方に最適です。
3.アルバイト先や就職先が他の都市より見つけやすい
ワーキングホリデーの留学先としてトロントを考えている方も多いでしょう。
トロントは物価は高めですが、その分時給も高いのでバイト代だけで生活することも可能です。
トロントはカナダ最大の都市のためアルバイト先の選択肢が多く、英語力次第で日本食レストランからローカルのカフェまで、条件に合うアルバイト先を見つけることができます。
また、カナダにはポストグラデュエーションという制度があります。
カレッジや大学を卒業した後に、一定期間現地で就職して働けるんですが、留学生にとって難関なのが現地で就職先を見つけることです。
その点、トロントはカナダの中でも経済的に安定しているのでカナダの他の都市に比べてインターンシップ先や就職先を見つけやすい環境です。
4.カナダの中でも安定した治安
総領事館の情報ではトロントは北米大都市の中でも凶悪犯罪が少ない都市です。
カナダ国内でも治安は良好であり、英誌エコノミストが発表する「世界で最も住みやすい都市ランキング」でもトップ10に名を連ねるほどです。
ただし、トロントでも気をつけるべきエリアはあります。
総領事館や外務省の治安ページでは、トロント市内で注意すべきエリアが報告されているので、渡航前にしっかり確認し滞在先としてはできるだけ避けることをおすすめします。
5.アメリカなどの観光に便利
トロントはニューヨークまで2時間弱、フロリダまで3時間弱で移動ができます。
さらには中南米やヨーロッパにも気軽に旅行に行くことができます。
特に日本から遠い中南米(キューバ・メキシコ・ブラジル)へ格安・短時間で旅行できる点は大きなメリットです。
留学中の学校の休みや語学学校終了後、帰国までの猶予期間を利用して旅行するなど、多くの留学生が観光を楽しんでいます。
3.トロントに留学するデメリット ワースト4
トロント留学にはメリットの反面デメリットもあります。時間もお金もかかる留学。
良いところだけでなく悪いところもしっかり把握して留学先を選択しましょう。
ここではトロント留学のデメリットをご紹介します。
1.冬は寒くて長い
トロント留学の一番のデメリットと言えるほどの寒さです。トロントの冬は「寒い」というよりも「痛い」と思うこともあるほど。
早ければ10月頃から雪が降り始め気温も下がります。一番寒い1月~2月はマイナス20度を超える日もあります。また稀にマイナス30度近くまで下がることもあります。
4月には雪が溶け始めますが、たまに降ることもあります。トロントの冬は長いのでこの時期は憂鬱な気分になりがち。
その分、室内は暖かく地下街も多いので、寒いと感じるのは出かける時のわずかな時間だけ。
それでも、寒いのが苦手な人は冬のトロントは避けた方が良いでしょう。
2.物価が高い
トロントの物価は全体的に高めです。特に生活必需品は日本と比べても高く日本の2倍くらいする物もあります。
カナダの税率は日本よりも高くて嗜好品、贅沢品、衣類などには高い税金が課せられています。
食べることで言うと野菜やお肉をスーパーで買う分にはそれほど高くはありません。しかしレストランで外食をすると税金+チップでかなり高額になります。
平均的には1回のランチで1500~2000円くらいが相場でしょうか。そのため、留学生はレストランではなくてファストフードに行くことが多くなりがちです。フードコートなどでは、比較的安く食べることができます。
留学費用を抑えるには、なるべく自炊をすることです。ただ日本の食材は高価なものが多いです。
3.治安の悪い地区もある
世界的にみてもトロントは安全な都市と言われますが、治安の悪い地区もあります。
例えばJane and Finchというエリアは治安の悪いスラム街として有名で、凶悪犯罪の起こる地域です。
昼は居心地の良い公園でも、夜になると危険な場所になってしまう場合もあります。
トロントは全体としては治安のよい街ですが、近づかない方が良いエリアがありますので、そのようなエリアを把握して近づかないことが重要です。
治安のよいエリアでも、軽犯罪(すり、置き引き)などは起こりますので、身の回りのものには注意しましょう。
4.病院にかかるまでに時間がかかる
日本では自分の症状によってかかるお医者さんを選んでいきますね。
カナダでは、「おなかが痛いから内科医にかかろう」といきなり内科医にかかることはできません。
体調が悪くなった場合、まずはウォークインクリニックと呼ばれる病院またはファミリードクターに行きます。
ウォークインクリニックというのは予約無しで誰でも行ける病院のため、診察を受けられるまでに2~3時間かかることもざらです。
ファミリードクターというのは「かかりつけ医」のことです。予約が必要ですが予約が取りづらいこともあります。
このようなウォークインクリニックやファミリードクターでの診察の結果、必要により照会状を出してもらってようやく専門医を受診できます。
事故や病気であれば、緊急の病院もあって対応してもらえまあすが手術の予定が伝えられなかったりすることがあります。
日本とは違うので仕方のないことですが、なるべく体調に気を付けて過ごしましょう。
4.トロント 語学学校の探し方
留学は種類も目的も期間も人それぞれ。ただ多くの方がまず目標とするのは英語力アップだと思います。
留学先として人気のトロントには数多くの語学学校が存在します。
その中から、自分にあった語学学校を見つけるのはなかなか難しいものです。
ここではどのようにして語学学校を探したら良いのか、トロント留学する上での語学学校探しのポイントをご紹介します。
1.語学学校の種類を知る
語学学校は私立の語学学校とカレッジや大学に付属する語学学校の2種類があります。
私立語学学校の特徴は、さまざまな目的に合わせた英語コースが開講されていて、入学時期や就学期間なども希望に合わせて柔軟に対応してくれます。
さらに、トロントを訪れるさまざまな国からの留学生と共に英語を学べるという点も私立語学学校の特徴です。
カレッジや大学付属の語学学校は、カレッジや大学の入学時期に合わせたスケジュールとなっていて入学日や就学期間に融通がききません。
また、付属語学学校はあくまでカレッジや大学への進学を目標とした生徒が多く、国籍には偏りがあることがほとんどです。(中国を中心としたアジアからの留学生がほとんどです)。
その一方で進学という目標があることで在籍する留学生のモチベーションが高く学習内容も厳し目なので、きちんと英語力を伸ばすことのできる環境があります。
また、付属語学学校の場合にはカレッジや大学の設備(パソコンルーム、図書館、カフェ、レストランなど)をネイティブの学生と同様に使用するためカナダ人の友達を作りやすい環境があります。
ビジネスシーンで使用する英語を学びたい、日常会話で使用する英語を学びたいと考えている方、
進学を目指しているとしても、進学先のカレッジや大学を迷っていたり自分の英語力の伸び具合によって進学先を決めたいという場合には私立の語学学校の方がお勧めです。
進学が目的で進学先のカレッジや大学が決定している場合にはカレッジや大学付属の語学学校に進むと良いでしょう。
2.選択科目の多さ
英語力が上がらないうちは一般英語で英語力アップをめざします。
レベルが上がると一般英語のほかに、ビジネス英語、試験対策(TOEFL、IELTS、ケンブリッジ英検)、ホスピタリティ英語、医療英語など様々な英語を学ぶことができるようになります。
語学学校によって選択できる科目が違いますので、自分が興味のある分野の選択科目があるかを1つのポイントにしても良いでしょう。
3.レベル分けの数
語学学校では5~6レベルにレベル分けがされている学校から、レベル数が10以上ある学校まであります。
きめ細かなレベル分けで、自分に合ったレベルで効率よく英語力を伸ばせるようにレベル分けの数も重要です。
4.サポートの充実度
トロントの学校には、ほとんどの語学学校に日本人のカウンセラーが常駐しています。
日本人カウンセラーは、「元留学生」でもありますので留学生が悩むこと、心配なこと、躓きやすいことがわかっています。
サポートが充実した語学学校を選ぶと良いでしょう。
5.DLIナンバーの有無
DLIナンバーとはその語学学校が学生ビザ申請に伴い必要な入学許可書を発行できる学校かどうかを見極めるものです。
カナダ移民局からの指定を受けることで取得できるDLIナンバーは、取得に伴い手間暇と費用が掛かります。
6ヵ月間までは観光ビザやワーキングホリデービザにて就学可能なカナダの語学学校ですが、6ヵ月以上(つまり真剣度の高い長期)の留学生を受入れる場合、DLIナンバーを有しているかどうかは必須の条件となります。
カナダ移民局のDLIナンバーのページ
6.Language Canadaへの加盟
Language Canadaとは、カナダの語学教育の品質向上維持を管理監督する代表的な機関です。
Language Canadaに加盟するには、学校が学生に対して適切な環境、品質、価格、返金規約、学生サービス提供を行っているかどうか、という一定の審査を通過する必要があります。
Language Canada加盟校だから「絶対に倒産しない」ということではありませんが、最低限の安心のもと選定することが可能です。
Languages Canadaのページ
5.トロント留学の持ち物
トロントでの留学だからこそ日本から持ってきた方が良いものもありますのでいくつか紹介していきます。
紫外線対策グッズ
トロントの夏はカラッとしていて気持ちの良い気候です。ただその一方で紫外線が強いのが特徴。
肌はもちろんですが目や髪も刺激を受けやすいため、紫外線対策グッズが必須です。
日本の日焼け止めやサングラス、通気性の良いパーカーなど、紫外線対策グッズを持参することをおすすめします。
日焼け止めは海外の物が肌に合わない方もいますので、日焼け止めだけでも日本から持って行きましょう。
洗濯ネット
トロントでは洗濯物を外に干す習慣がありません。そのため各家庭では乾燥機を使て洗濯物を干します。
一般の家庭にある洗濯機、乾燥機は日本のもに比べてサイズが大きくパワフルなものが多いので、衣類へのダメージが大きくなりがちです。
洗濯ネットはトロントでも購入できますが、日本ほどの品質の良いものは売っていません。
日本から持って行って、選択の際には洗濯ネットに入れて洗濯しましょう。
また、乾燥機で衣類が縮むことも多いためお気に入りのおしゃれ服、というよりもトロントから帰国する時に捨ててこられるような服を持って行きましょう。
卓上加湿器
トロントは年中乾燥しています。特に冬は乾燥がひどいので寝苦しくなったりしてしまいます。
日本で売っている加湿器はトロントと比べてコンパクトで安価なので、荷物に入るようであれば持って行くと役に立ちます。
冬服はトロントで
トロントの冬はかなり寒いので大量の冬服を持って行きたくなります。
ですがトロントの冬に合った服はトロントで低価格で購入できます。ユニクロや無印もあります。
冬服はかさばって荷物になるので、なるべく少なくして荷物を減らしましょう。
6.トロントの滞在方法
トロントでの滞在方法は、ホームステイやシェアハウスに滞在する留学生が多いです。
他には学校の寮やコンドミニアムを借りる留学生もいますが、ホームステイやシェアハウスに比べると費用がかかります。
トロントでは年々家賃が高くなってきています。
ホームステイは10~11万円(1日3食で1か月分)、シェハウスは7万円くらい(1ヶ月の家賃、自炊)です。
春から夏がトロントのベストシーズンですが、シェアハウスをその季節に見つけるのは非常に困難です。早めに物件を探すようにしましょう。
シェハウスはインターネットで探す方がほとんどです。契約をする前には必ず見学に行って契約内容を確認しましょう。
特に女性の方は、友達についてきてもらって一緒に見学に行きましょう。
7.トロントの公共交通機関
トロントは、地下鉄・バス・ストリートカーを中心に公共交通機関(TTC)が充実していてトロント市内(近郊)であれば一定料金で乗り換え自由で利用できます。
時間に関しても分刻みでかつ夜遅くまで電車・バス・ストリートカーが運行していて非常に便利です。
Presto Card
日本で言うPasmoやSuicaのようなチャージ式カードです。駅に設置されているPresto専用機またはインターネットでカードの購入やチャージすることができます。
最近はPresto Cardが主流になっていて、定期券もPresto Cardで購入できます。
Day / Weekly / Monthly Pass
1日・1週間・1ヶ月とそれぞれ目的にあった定期券を購入することができます。また学生や年配の方は少し低価格で購入可能です。駅構内の券売機で購入することができます。
. 現金 / トークン
現金やトークンでも乗車することが可能です
現金の場合は、片道一律で3.25ドルですが、トークンは3ドルで購入できるのでトークンの方が少しお得です。
トークンを購入したい場合は、駅構内にトークンを買える機械か駅員から直接購入します。
8.トロントの気候
トロントの気候は、四季がある日本の気候に近いです。夏の最高気温は30度前後ですが、猛暑になるほどではありません。
一方、トロントの冬は寒さが厳しく屋外では体感温度がマイナス20~30度にまで下がることもあります。
屋内の暖房設備は整っていますので外気温との差が激しいのが特徴。冬のトロントは防寒対策をしっかりしましょう。
また、4月になっても冬の寒さが残っている日もあるため、本格的な春の訪れを感じられるのは5月以降です。
4~5月にかけては、体温を調節できる上着などがあると便利です。
9.トロント留学のよくある質問
トロント留学がおすすめの人
「都会を満喫したい」「都市部だけれど日本人は少ない環境がよい」という方におすすめです。
都市部になると日本人留学生が多く集まりがちですが、トロントはバンクーバーよりも日本人留学生の割合が減ります。(といっても結構いますが)
また、交通の便もよく治安も安定しているので住みやすい街です。
トロントでできるおけいこ・アクティビティは?
市内の各所にはコミュニティセンターがあり、芸術やスポーツ、ヨガや語学などさまざまな習い事にチャレンジできます。
留学生も利用できるので、「現地で友達を増やしたい」「いろんな人と交流してみたい」という方は利用してみると良いでしょう。
市の教育員会が運営する「Learn For Life」という学習プログラムもおすすめです。
春はお花見やハイキング、夏は「ナイアガラの滝」観光も良いですね。秋は紅葉、冬はウィンタースポーツのシーズンです。