カナダのPGWP(ポスト・グラデュエーション・
  ワーク・パミット)を 徹底解説

目次

1.PGWP概要

Post Graduation Work Permit(ポスト・グラデュエーション・ワーク・パミット)とは、カナダ政府指定の学校を卒業した後に就労ビザ(Work Permit)がもらえるという特別なビザです。

就労が可能な期間は基本的には学校に通った期間と同じ。
8ヶ月の学校なら8ヶ月の就労ビザが。
1年の学校なら1年の就労ビザがもらえます。

ただし2年の学校に通った場合には3年間の就労ビザがもらえます。

現地で就労経験を積むことで現地就職から永住までが可能になってきます。

2.PGWPの特徴

一生に一度

PGWPを何回も取得できると思っている方がいますが、PGWP(ポスト・グラデュエーション・ワーク・パミット)が取得できるのは一生に一回だけ。

気軽に使ってしまうと後で後悔します。

本気で現地就職や移住を目指すなら、なるべく長く働けるように講座を選びましょう。

8ヶ月の講座から取得可能

PGWPは8ヶ月~2年間の講座を受講することで取得ができます。

ただ「一生に一度しか取れないビザ」なので、本気で現地就職を目指すなら2年間の講義+3年間の就労を目指しましょう。

8ヶ月の講座を受講した場合には8ヶ月だけしか働けません。

永住権につなげるためには8ヶ月の就労ではとてもハードルが高いため、永住権取得が目的の場合には8ヶ月のPGWPを取得するのはお勧めできません。
では、どんな人が8ヶ月の就労に向いているか、というと「日本での就職を目指す人」です。
日本での就職を目指し、就活に役立てようという場合には海外での就労の経験は効果的なアピールポイントになります。

自分の目的を見極めて、しっかりと計画を立てましょう。

PGWPはオープンワークパミット

まずはオープンワークパミットから説明しましょう。
オープンワークパミットとは、どんな職種で働いてもかまわない。という万能の就労ビザです。

永住権を申請するには、指定された職種で一定期間以上カナダで働く必要があります。
オープンワークパミットであれば、自分の好きな職種で働けるので永住権を得るのに有利な職種を選べます。

申請しただけで働ける

通常のビザは許可が出るまでその効力が発生しません。

就労ビザで言えば、取得できるまで働くことができません。

PGWPに限っては特例として申請したらすぐに週40時間までフルタイムで働くことができます。
これは申請された日からPGWPが承認されたものとみなされるためです。

結婚してるとお得

PGWPのすごいところは、他のビザと違い配偶者やお子さんにも手厚いビザであるところです。

配偶者がいる場合には、その配偶者にも就労ビザが発給されます。
奥さん、旦那さん、どちらかがPGWPを取れば配偶者が同じ期間の就労ビザを得る事ができます。
(ただし、審査に通る必要がありますので確実に取得できるわけではありません。)

この「配偶者の就労ビザ」ですが、こちらもオープンワークパミットです。
なんの仕事をしても良いビザなので、好きな職種で働くことができます。

お子さんがいるとお得

親が1年以上の就労ビザを取った場合、就学年齢(ブリティッシュコロンビア州の場合は5歳から18歳)の子どもは、学校に無償で通うことができます。

学校は公立の学校である必要がありますが、公立であれば小学校・中学校・高校は無償となります。

ただしこの無償化については、最終的には子どもが通う学校を管轄する教育委員会が判断します。

3.PGWP取得の条件

対象校に通うこと

通ってみて実はPGWPの対象校ではなかった、という事例も報告されていて裁判なども起きています。
確実にPGWPの対象校であることを確認してから申し込みましょう。

8ヶ月以上のプログラムに通うこと

最低でも8ヶ月のプログラムに通うことが必要です。

フルタイムの就学であること

いわゆる朝から夕方までの授業があること。ということですね。

公立のカレッジ・大学・大学院であること

公立の学校でも講座によってPGWPが出せるプログラムとそうでないものがあります。
伸張に見極めましょう。

4.PGWPのハードル

英語力

PGWPが取得できる学校に入学するには高い英語力が求められます。
対象校に入学するために、語学学校に通う必要がある方がほとんどです。
TOEICで800点以上、というのが一つの基準となります。
(入学基準は学校によって異なります)

予算

あるカレッジの例で言うと
1年制でCAN$15,000(日本円で1,275,000円)
2年制でCAN$29,000(日本円で2,465,000円)くらいとなっています。

上記のお値段のほかに生活費などが必要です。
授業のある間でも週に20時間のアルバイトはできますが、それなりに予算が必要となります。