アメリカ 観光ビザ留学を解説

目次

1.観光ビザで留学は可能?

アメリカに観光で入国するときは、滞在3ヶ月までならビザは必要ありません。

そのため「アメリカの学校に通うのも3ヶ月以内ならビザっていらないんですよね?」という質問を頂くことがあります。

回答としては「行けますが制限があります」となります。

2.観光ビザ留学の条件

受けられる授業時間数に上限がある

週に18時間以上の授業に通う場合には学生ビザ(F-1ビザ)が必要になります。
そのため週18時間未満のクラスを受講することになります。

週に18時間未満。とはどんな時間割になるでしょうか。

Kingsという学校の時間割を見てみましょう。
KIngsではCompact Courseという名前でビザ申請が必要の無いコースを提供しています。
(授業時間数は週15時間です)

授業は9:00~10:30と10:45~12:15分で、学校は12:15分に終了します。
月曜から金曜まですべて同じスケジュールです。

いかがでしょう。
午前中に授業が終わるので「観光を重視した留学にしたい。」
「短期の留学でアメリカ観光をしたいから授業は短くていい。」
と言う人にはお勧めの留学方法です。

ただ、英語力のアップを目的とした留学としてはお勧めできません。

留学は費用がかかります。時間もかかります。
学校の授業料だけでなく、航空券や滞在費など大切なお金を払っていくわけですから「英語力を上げたい」という目標がある場合には、きちんと学生ビザを取ってしっかりと勉強することをお勧めします。

ESTAの申請が必要

アメリカはビザなしで3ヶ月まで行ける、といっても何も申請をせずに行こうとしても入国させてもらえません。
アメリカに観光ビザで入国したい場合には遅くても出発3日前までにESTAの申請が必要です。
ただ、必ず3日で申請が許可されるわけではありませんので、出発1か月くらい前をめどに申請してしまいましょう。ESTAは一度認証を受ければ、2年以内なら何回でも渡航が可能です。
オンラインで簡単に申請が可能です。
観光ビザでの留学が決まったら早めに申請しましょう。

滞在日数はしっかりと確認して

観光ビザでの滞在日数ですが90日です。
これはアメリカ到着の日と出発の日をあわせて90日以内しかアメリカにいてはいけません。という日数です。
1日でもオーバーすればオーバーステイとみなされますので、計画はきちんと立てましょう。

往復航空券を持って入国しよう

観光ビザでアメリカに入国するには帰国便のチケットを持っている事が必要です。
このチケットを持っていることで「観光が終わったらきちんと日本に帰ります」「不法滞在して働こうなんて思ってません」ということを示すことになります。
入国審査官が最も疑うのは「この国で違法に働こうとしていないか」というポイントです。
復路の航空券を持っていることで、いらぬ疑いをかけられずに済みます。

ビザの切り替えができない

「観光ビザでアメリカに来たけど学生ビザに切り替えたい」という方がいます。
アメリカンに入国した後に学生ビザに切り替えることはできません。
自分のやりたい事をしっかりと考えて、自分に必要なビザを選びましょう。

3.観光ビザ留学で人気の街は?

ニューヨークやサンフランシスコなどの大都市が人気です。
短期留学なので、時間を有効に使うためにも公共交通機関で簡単に移動が可能な街が人気があります。
「3ヶ月あるから後半はレンタカーを借りてアメリカを旅して周ります。」といった留学も人気です

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