2024年版オーストラリア学生ビザ完全ガイド
目次
- 1.学生ビザ概要
- 2.学生ビザ注意事項
- 3.学生ビザのお勧めポイント
- 4.学生ビザ申請条件
- 5.学生ビザ申請に必要なもの
- 6.学生ビザの申請費用
- 7.学生ビザの申請時期
- 8.学生ビザが発給されるまでの期間
- 9.学生ビザの授業料支払いの特徴
- 10.学生ビザのよくある質問
1.学生ビザ概要
学生ビザは、オーストラリアの語学学校・中学・高校・大学・TAFE・専門学校などへ、3か月以上の就学を希望する場合に申請するビザです。
2.学生ビザ注意事項
フルタイムのコースのみ受講可能
フルタイム(週20時間以上)の講座を受講しなければなりません。
パートタイム・通信制のコースは受講できません。
政府認定のコースでなければいけません。
語学学校の中にはオーストラリア政府認定でなく、学生ビザの発行ができない学校もあります。
必ず認定の学校に行きましょう。
出席率80%以上が必要
学生ビザを保持し続けるためには、一定の出席率(80%)を保つ必要があります。
有効期限が学校終了日から1-2カ月
学生ビザの有効期限は、コースの期間終了後1~2カ月あります。
これは、コース中に休暇をとったりしても滞在期間中に支払いを行った分の授業が終了できるようにするための処置です。
コース期間が10カ月以下の場合は、コース終了日から1ヶ月間、コース期間が10カ月以上の場合は2カ月間余分に滞在することができます。
※注意:コース期間が10カ月間で、コースの終了日が11月・12月の場合は、翌年の3月15日までのビザが発行されます
3.学生ビザのお勧めポイント
週20時間まで就労可能
一般的な学生ビザでは週に20時間までのアルバイトが認めらています。
ただし、サブクラス500ビザ(大学院通学者用学生ビザ)所持者で、マスターコースのリサーチおよび、ドクター(PHD)を開始している場合には、就労時間の制限はありません。
また原則、履修コース開始前の就労は禁止されています。
4.学生ビザ申請条件
年齢
申請時に6歳以上でなければなりません。
資金について
「オーストラリア滞在中の生活費、旅行費、学費をまかなえるだけの資金」が必要です。
通う学校
学校を選択する際は、政府認定校のCRICOSコードが振り分けられているコース入学しなければなりません。
同じ学校内であっても、コースによってはCRICOSに認可されていない場合がありますので、事前にしっかり確認しましょう。
GTE
GTEとはGenuine Temporary Entrantの略です。
学生ビザ申請に際してオーストラリア留学の目的をまとめたエッセイです。
英文で作成する必要があります。
最近の学生ビザ申請はこのエッセイの内容が重視されています。
このエッセイが要件を満たされていないと判断された人はビザ申請が却下される場合があります。
GTEにはオーストラリア留学の目的、留学中に何を勉強したいのか、今回の留学が帰国した後の自身のキャリアにどうつながるかということを記述します。
さらに現在何をしているのか、過去の経歴、自分の家族の経済状況なども含めるのがポイントです。
5.学生ビザ申請に必要なもの
パスポート
留学予定期間中有効で余白ページが1枚以上あるパスポート
入学許可書番号
入学許可書(COE: Confirmation of Enrolment)に記載されている番号です。
入学手続きをして学費を支払うと発行されます。
メールアドレス
移民局との連絡で必要です。
6.学生ビザの申請費用
この費用は申請時にオーストラリア移民局に支払う申請費用です。
費用
620オーストラリアドル(日本円で48,360円前後です)
支払い方法
クレジットカード(本人以外のものでも支払えます)
支払い可能なクレジットカード
・VISA
・MasterCard
・JCB
・Diners Club Internaional
・American Express
・プリペイド式クレジットカード
7.学生ビザの申請時期
学校のコース開始4ヶ月前(124日前)から申請することが可能です。
8.学生ビザが発給されるまでの期間
ビザ申請状況の混雑により異なりますが、おおよそ4週間前後で発給されます。
9.学生ビザの授業料支払いの特徴
オーストラリアにはTPSという制度があります。
これは留学生が語学学校から不正に多大な金額を請求されないように、授業料の支払い方法について制限した制度です。
基本的に、語学学校は25週間以上の申し込みに対し、入学時には授業料の50%までしか受け取ってはいけません。
そのため25週以上のコースをお申し込みの方は、分割での支払いとなります。
詳細は各学校やコースによって異なります。
詳しくはお問い合わせください。
10.学生ビザのよくある質問
扶養家族や配偶者にはどのような待遇が与えられますか?
扶養家族を同行家族として一緒に渡航することができます。
また学生ビザの配偶者についても同様に就労許可が認められます。
学生ビザを延長する時、次の学校までの期間はどのくらいまでOK?
前のコース終了日と次のコース開始日までの空白期間は、最大で8週間までです。