カナダ 語学留学
ここでは、カナダでの語学留学について、他国との違いやおすすめの学校、留学期間別に算出した費用、留学実現までの流れなどをご紹介します。
カナダでの語学留学については留学カウンセリングでも具体的なお話を聞いていただけます。カウンセリングもお気軽にご利用ください。
目次
1.カナダ語学留学のメリット
6ヶ月までビザ申請がいらない
カナダは最長6ヶ月間まで、観光ビザ(電子渡航許可証:eTA)で滞在できます。
対してオーストラリアやニュージーランドでは3ヶ月以上の留学の場合には学生ビザの申請が必要です。
また、アメリカでは1週間の留学だとしても週に18.5時間以上の授業を受ける場合には学生ビザの申請が必要ですが、カナダでは6カ月までなら週に何時間の授業でも学生ビザは不要です。
学生ビザの申請は手続きが煩雑で時間もかかり、アメリカでは面接を受ける必要もあります。
また申請費用も2.5~6万円ほどかかります。
英語初心者でも安心
初めての留学だったり、英語に自信のない方は留学先の治安も気になると思います。
カナダは世界平和度指数ランキングで2023年、2024年ともに163ヵ国中11位にランクインしています。(日本は2024年9位)
またバンクーバーはイギリスの政治経済誌「エコノミスト」が毎年発表している「世界で最も住みやすい都市ランキング」で過去5年間連続1位を獲得。
現在もトロントと並び10位以内にランクインしています。
安心できる留学先で英語の勉強に没頭できる環境です。
英語が聞き取りやすい
カナダの英語はアメリカのキャスターが発音を学ぶ、と言われるほどきれいな英語です。
日本人はイギリス英語よりもアメリカ英語になじみがありますが、カナダの英語はさらに聞き取りやすい。と言われています。
また移民国家のため、留学生に寛容で発音があまり得意ではない留学生も安心して話すことができます。
日本人はどうしても発音に苦手意識がありますが、留学生に寛容なカナダなら気にすることなく英語で話していただけます。
学校の質が高い
留学生に人気のトロント、バンクーバーには100校以上の語学学校が存在します。
競争率が高いので、各学校がさまざまな工夫を行っています。
特に、レベル分けの方法と選択科目の豊富さは他の国では、なかなか見ることが出来ないものです。
他国だとレベル分けは5~6レベルくらいが普通ですが、カナダでは10段階以上のレベル分けをしている学校が多くあります。
選択科目も留学生の希望にこたえるため、発音、スピーキング、文法、英語試験対策、ビジネス英語、映画英語、政治、文化など様々な選択科目があります。
多文化国家
カナダは、毎年30万人を超える世界中の留学生を受け入れています。
また移民国家でもあり、国民の80%以上が移民の受け入れに賛成しているという国でモザイク国家と言われます。
さまざまなルーツを持つ人が、それぞれのルーツを大事にしながら他国の文化も受け入れています。
留学では語学はもちろんですが、世界的な視点や文化を学ぶことも重要な留学の目的かと思います。
カナダでは自然にグローバルな環境があり、そこで生活をすることでグローバル社会を生き残る力を得ることが出来ます。
英語だけでなくフランス語も学べる
カナダでは英語だけでなく、フランス語も公用語とされています。
「北米のパリ」と言われるカナダ第2の都市モントリオールではフランス語を話す地区があります。
またケベックシティでは言葉はもちろん文化・環境などでフランス色が強くなり人によってはフランス語しか分からない(英語が通じない)人もいるほどです。
英語はある程度できるけどフランス語を学びたい。でも、いきなりフランスに留学するのは勇気が出ない。という方もカナダであれば安心してフランス語が学べます。
英語とフランス語を同時に学べる講座もあります。
2.カナダ語学留学のデメリット
特にトロントは寒い
寒いのが苦手だけど、カナダ留学は出来るでしょうか?と聞かれることがあります。
その際には「冬のトロントは避けましょう。バンクーバーであれば(日本の本州の冬が耐えられるのであれば)大丈夫です」と回答しています。
バンクーバーでは雪が積もることは珍しいですが、トロントではマイナス20度や30度になることもあります。
寒いのに慣れていない方はバンクーバー留学を考えると良いでしょう。
働けない
オーストラリアやニュージーランドでは学生ビザでも一定時間の就労が許されています。
カナダの語学留学では、原則留学中に働くことはできません。
働く(稼ぐ)ことができないので、生活費も含めて、あらかじめ貯めてから留学をすることになります。
働きながら英語の勉強がしたい、という場合にはワーキングホリデーでの留学を検討しましょう。
カナダでは35歳までワーキングホリデーが可能なセカンドワーキングホリデーの制度もあります。
ぜひ、自分にあった留学スタイルを見つけましょう。
3.カナダ語学留学までのスケジュール例
留学1年前
自分にあった語学留学プランと、留学会社、語学学校を決定します。
語学学校には様々な特徴があります。
ご自身が留学に求めるものや目標などを考えて、自分にあった語学学校を選びましょう。
個人で学校を選ぶのは難しいので、プロに聞いて自分の留学にぴったりの学校をプロのカウンセラーと一緒に選ぶと良いでしょう。
語学学校選びのポイント
・全校生徒数(少人数すぎないか)
・レベル分けの細かさ
・国籍比率
・日本人比率
・選択科目の充実度
・1クラスの人数
・教師の質
・学校のサポート体制
・アクティビティの豊富さ
・イングリッシュオンリーポリシー(学校内日本語禁止)があるか
などがあります。
カナダの語学学校選びで確認したい加入団体などの注意点はこちら
留学6~4ヶ月前
留学前の各種手続き
留学する前のこの時期にビザ申請、航空券購入、保険加入、滞在手配などの準備を行います。
学生ビザの申請もこの時期に行います。
各種の書類を作成したりして準備を行います。
ビザ申請のないeTAで留学する場合には留学の1~2か月前にeTAの申請を行うと良いでしょう。
学生ビザの場合には渡航4か月前までにビザの申請を行います。
4か月前にビザの申請をしたからと言って、すぐに許可がおりるわけではありません。
追加書類の提出を求めれれる場合もありますので、時間に余裕をもって申請を行いましょう。
留学1ヶ月~1週間前
最終準備を行います。
海外留学保険証書をお送りし、ホームステイファミリーの詳細、学校の初日(持ち物や集合時間など)のご案内を差し上げます。
また長期の留学になる場合には、日本国内で「海外転出届」を提出する必要があります。
そのほか年金や健康保険をどうすうるか、などについてもご案内をします。
4.FAQ
Q1.どんな滞在方法がありますか?
一般的には渡航後1~2ヶ月間はホームステイし、その後シェアハウスに移動するという方が多いです。
ホームステイ先が気に入った場合には、現地で延長し留学期間中はずっとホームステイで過ごす。という方も多くいらっしゃいます。
学生寮のある学校では学生寮に滞在することも可能です。(少し費用は高くなります)
Q2.英語は挨拶しかできません。語学留学は可能ですか?
はい、可能です。
カナダの語学学校は英語初心者から上級、進学レベルの方まで適切なレベルで英語を学んでいただけるように細かくレベル分けを行っています。
入学時にレベルチェックテストを行って適切なレベルからスタートしていただけますのでご安心ください。
またカナダでは多くの語学学校で日本人スタッフが在籍しています。
学習面や生活面で困ったことや悩んだことがあった場合に、日本語で相談していただけます。
Q3.語学学校に日本人だらけということは無いですか?
カナダは日本人に人気の留学先なので、一定数の日本人はいます。
特に夏休み期間(7月下旬~8月中旬)は、かなり多くの日本人が在籍しています。
ただ、ほとんどの語学学校で国籍制限を行っていて、日本人が一定の割合になったらそれ以降日本人は入学ができない。などの措置をとっています。
年間を通じた日本人の比率もご紹介できますので、ぜひお問い合わせください。
Q4.英語を喋れるようになるのに、どのくらいかかりますか?
たとえば、現在の英語力がTOEICで400~500点くらいだとします。(日本人留学生に最も多いレベルです)
このレベルの方がネイティブ環境で働きたい。カナダの大学に進学したい。という場合には、かなり頑張るとして6~9か月。平均的には12か月の期間が必要です。
(学校の授業時間数を増やすことで期間を短くすることはできますが、その分日々の勉強は大変になります)
Q5.語学学校はどうやって選べばいいですか?
語学学校の選択で重視することは、1人1人異なります。
たとえば全校生徒数、国籍比率、サポート体制、レベル分けの細かさ、選択科目の豊富さ、費用、雰囲気などなど。
ISESでは1人1人の方のご希望をお聞きして、ぴったりの語学学校をご紹介します。